旅の思い出

ホーム

サイト紹介

国内の旅

遍路歩き旅

旅行

伝統こけし

マイブログ

宍道湖畔を行く

 

米子を出ると車窓は、右手に中海を望むが、松江を過ぎた辺りからそれは宍道湖に変わる。

湖近くを走るので、その景色を十分に楽しむことが出来る。

 

kokunaiaki103112

kokunaiaki103131

 

 

10分ほどで安来に到着する。

米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で7年連続「庭園日本一」、フランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高評価の「三つ星」を獲得した足立美術館へはこの駅から無料のシャトルバスが運行されている。

 

kokunaiaki103101

kokunaiaki103102

kokunaiaki103103

 

kokunaiaki103104

kokunaiaki103105

kokunaiaki103106

 

木次線の起点駅宍道には1時間ほどで到着する。

中国地方屈指のローカル線、木次線は島根県の宍道から中国山地の真ん中、広島県の備後落合を81.9キロで結ぶ。

宍道駅の木次線の時刻表を見ると、運行する列車の本数は一日10本。

その内終点の備後落合までいく列車は2本しかない。

と言ってもこの列車、曜日により区間運休があるから事前に十分調べて乗らないと、とんでもないことになってしまう。

 

kokunaiaki103132

kokunaiaki103133

 

 

 

蕎麦屋さんのある駅

 

kokunaiaki103201

kokunaiaki103202

kokunaiaki103212

宍道を出た列車は、大きく山に向かってカーブする。

エンジン音を響かせ、急こう配を登ったり下ったり、右に左にカーブしながらユックリ、ユックリと山を行く。

30分余りで小さな盆地に開けた木次に到着する。

 

kokunaiaki103211

kokunaiaki103213

 

ここら辺りまでの各駅では、

地元らしき人々の乗り降りがあったが、ここで大勢の乗客が降りてしまうと、車内はほとんどが青春18切符を持っていそうな人ばかりになってしまった。

 

更に大きくカーブしながら高度を稼ぎ、木次から50分ほどで亀嵩に到着する。

ここは松本清張の「砂の器」の舞台として取り上げられ一躍有名駅に成ったようだが、最近では蕎麦屋さんの有る駅として知られている。

この日も列車が到着すると同時に、宍道から乗り込んだ男性数人連れのグループがホームに降りて蕎麦を受け取っていた。

ここの駅の蕎麦屋さんは乗車前に電話で注文をしておくと、列車の到着に合わせ、出来たての蕎麦をホームに届けてくれるのだ。

以前車で訪れた時は丁度昼時で混んでいて、随分と並んで待たされた。

 

車内にそばつゆの匂いが漂い、それがまだ消えぬうちに、列車は出雲横田に到着し十数分停車する。

ここは雲州そろばんの一大産地として知られたところ。

ただ、乗客の関心はそろばんでは無く、ここの駅舎。

この駅舎は、神話の里出雲の国らしい荘厳な神社造りで、昭和9年に開業した当時のもの。

名駅舎として全国に知られている。

 

kokunaiaki103221

kokunaiaki103222

kokunaiaki103223

 

乗客の多くはカメラを持って、いそいそと改札口を出ていく。

駅舎をバックに、何人もの乗客が入れ替わり立ち替わり記念撮影に余念がない。

駅員さんの「そろそろ出発しま〜す」の声で、何人かの乗客があわてて車内に駆け戻る。

 

列車は大きく汽笛を一つ鳴らして出発した。

腕時計を見たら少し遅れて発ったようだ。

のんびりとしたもので、こんな鉄道の旅は本当に楽しい。

 

 

三段式Z型スイッチバック

 

木次線は、ここからがハイライト。

25パーミル以上の急坂を喘ぐように登っていく。

やがて左手から線路が一本接近、その合流の先に水色と白に塗り分けられた「奥出雲 おろち号」の車体が見えてくると、三段式スイッチバックで有名な出雲坂根駅に到着だ。

 

kokunaiaki103301

kokunaiaki103302

kokunaiaki103303

 

ここでも乗客は忙しい。

「水飲みに行く時間、有りますか?」

「大丈夫ですよ」と運転士。

僅かな停車時間では有るが、乗客がホームの端に湧く名水「延命水」を飲みに走るのを待ってくれる。

他にも「奥出雲 おろち号」を写真に収めたり、三段式スイッチバックの線路を写したり・・・・。

 

okunaiaki103311

kokunaiaki103312

kokunaiaki103313

 

運転士が車内を移動する。

その後を何人かの乗客が付いて移動する。

いよいよ三段式のスイッチバックが始まるのだ。

国内のJRでは全国に4か所しかないそうだ。

 

kokunaiaki103314

kokunaiaki103315

kokunaiaki103316

 

手を振る「奥出雲 おろち号」の乗客に見送られ、昇り線にユックリ、ゆっくりと侵入する。

分岐に入ると、今来た線路がすぐ下に見える。

やがて前方に小さなトンネルのようなものが見え、内部で赤信号が灯っている。

 

列車がブレーキ音を軋ませて停車する。

運転士はまた移動する。

それに連れ、乗客もぞろぞろと移動する。

列車は左の昇り線に侵入、大きくカーブしながら喘ぎ、喘ぎ30パーミルの急勾配を昇っていく。

いわゆる“三段式Z型スイッチバック”だ。

 

 

奥出雲おろちループ

 

駅の前を走る国道314号線が遠く小さくなっていく。

車輪を軋ませながらユックリ、ユックリと、停まりそうな位ユックリと昇って行く。

本当に停まるのではないかと思っていたら急坂を登り切ったところで本当に停まってしまった。

 

kokunaiaki103401

kokunaiaki103402

 

 

とその瞬間突然右手の視界が開け、国道314号に架かる「奥出雲おろちループ」の赤い橋脚が目に飛び込んできた。

何とこれは絶景ポイントをユックリ見ても貰おうと言うJRのサービスなのだ。

 

車内の乗客全員が一斉に右側の窓に寄りかかり、カメラを構えるものだから、車両が横倒しに成りはしないかと心配に成るほど。

今は時期的には少し早く駄目であったが、紅葉の時期なら超一級の景観であろう。

 

kokunaiaki103411

kokunaiaki103412

kokunaiaki103413

 

暫く停車した後も、歩くようなスピードで、この絶景を堪能させてくれる。

再びエンジン音を高め、昇りながら幾つものトンネルを抜けると、標高726メートル、JR西日本では一番高所の駅、三井野原に到着する。

この三段式スイッチバックで160メートル余りを昇ってきたことになる。

 

kokunaiaki103421

kokunaiaki103422

 

 

駅を出て、島根県境を越えると、後は備後落合に向かって滑るように一気に下っていく。

備後落合では、10分ほどで芸備線の備中神代から新見に向かう列車に接続する。

これに乗り損ねると、次は6時間後の20時過ぎまで列車は無い。

駅にも、その周りにも何もない山の中の寂しい駅で、とてもこんなに待つことは出来ないので車内へと急ぐ。

 

kokunaiaki103431

kokunaiaki103432

kokunaiaki103433

 



 

| ホーム | 国内の旅行 | このページの先頭 |

 

(c)2010 Sudare-M, All Rights Reserved.

 

inserted by FC2 system