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三段式スイッチバック

 

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 列車の進行と共に、阿蘇の雄大な山並みが、刻々と位置を変えて行く。

そして車窓からはカルデラの草原が去り、阿蘇を取り巻く外輪山がより近く大きく見えるように成る。

 

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黒塗りの瀟洒な阿蘇駅は、観光の拠点駅らしく、さすがに乗降客が多い。

カラフルなウエアに身を包んだ女性が沢山降りて行った。

 

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標高465メートルの赤水を過ぎると、列車は外輪山抜けに挑むことになる。

阿蘇五岳の山容とカルデラを取り巻く外輪山との僅かな隙間、そこは有明海に流れる白川によって削り取られた深い渓谷で、30パーミル以上の急坂が続く狭間のような場所を列車は下りて行く。

 

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そしていよいよこの路線のハイライトが始まる。

赤水から下った列車は、すぐ下に山を下る線の見える標高306メートルの転向線で一旦停車する。

 

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そこからはバックでその下り線に入り、ユックリと標高277メートルの立野駅のホームへと入って行く。

立野からは旧国鉄の“高森線”が、第三セクター方式の“南阿蘇鉄道高森線”として、阿蘇山を南に廻り込むように高森まで延びている。

 

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ここで宮地行きの普通列車と行き違い、再び前進で標高170メートルの瀬田駅に向かうのである。こうして標高差200メートル余りを昇り降りする、ここ立野の三段式(Z型)スイッチバックは、日本でも最大級を誇っている。

 

 

肥後の国

 

 肥後大津からは電化区間となり、熊本の近郊路線に成るので2両編成の電車に格上げだ。

水前寺辺りでは、マンションなどの高層建築が多く成り、やがて“鹿児島本線”と、“九州新幹線”の高架橋が近づいてくると終点の熊本に到着する。

 

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 駅の改札口前で、杵築の観光キャラバンが“楽市楽座・のぼり祭り”のパンフレットとお土産の御饅頭を配っていた。杵築は大分県の国東半島の南部、別府湾に面して建つお城を中心に、武家屋敷や江戸時代の風情が色濃く残る街並みが、小京都と呼ばれる“坂道の城下町”が売りらしい。

 

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 市内外の観光には、 “わくわくパス”が便利だ。

市営バス・市内電車・熊本城周遊バスなどが乗り放題で、一日券は県内版と区間指定版、二日券は区間指定版など、色々なタイプが用意されているので、用途に合わせて好みのパスを選ぶ事が出来る。

 

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市内電車だと駅前からお城に近い“熊本城・市役所”の電停までは15分程だ。

熊本城周遊バス“しろめぐりん”も、所要時間は15分ほどとあまり変わらないが、こちらはおよそ20分間隔で運行され、ホテルや町の中心街、主要な観光地を経由するので宿泊や町巡りには便利が良い。

 

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市内電車の電停から坪井川の畔に出ると、目の前に熊本城の竹の丸と呼ばれる場所を取り囲む長塀が現れる。

日本三名城の一つとされるお城だけ有って、清正流と呼ばれる石垣が美しい。

 

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 御幸橋際の小公園に、陣羽織姿も凛々しい清正公の銅像が建っている。

茶臼山と呼ばれる丘陵地に加藤清正がお城築いて400年に成る。貧しかった肥後の国は、入国して城造りと新田開発、治山治水、産業奨励などで領地経営を進める清正公により次第に城下町の体を整えて行ったと言う。

 

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 御幸坂に通じる道路を横切ると、“桜の馬場・城彩苑”と言う、平成23年にオープンした観光施設がある。

熊本の郷土料理が味わえる食事処や、お土産品売り場を揃えた“桜の小路”と、歴史文化体験施設“湧々座”から成っていて、熊本の新たの観光スポットとして賑わっている。

 

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A列車で行こう

 

熊本から少し南に下った“鹿児島本線”の宇土から、島原湾に突き出た宇土半島の先端、港町の三角までの25.6キロの路線が“三角線”で、“あまくさみすみ線”の愛称で呼ばれている。

列車は大凡1時間に一本で、全ての列車が熊本を始発・着で運行されている。

 

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 この路線の注目は、平成2310月から運行を始めた観光特急“A列車で行こう”である。

熊本から三角に向かい、三角港では天草に向かう観光船と接続する。16世紀大航海時代のヨーロッパ時代をイメージした車体は、黒と金に塗り分けられ、車内にはバーカウンターもあり、高級感溢れる大人の旅を演出していると言う。臨時列車扱いだから、土日祝日が中心で、冬休み・春休みなどにも運転されるようだ。

 

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 4番線ホームを出た列車は、熊本の市街地を見ながら暫く“鹿児島本線”を走り、宇土から進路を西に変え、“三角線”に入る。

 

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住吉を過ぎた辺りで車窓には島原湾が開け、その向こうに雲仙の普賢岳が見えてくる。こんなにも近いのか・・と思うほどに山頂の溶岩ドームの形までもはっきりと見える。干潮の時刻なのか、海は潮が引いているようだ。

 

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 赤瀬を過ぎると列車は海から離れ、宇土半島を横切るように進み、トンネルを抜ける。すると車窓風景は一変し、深い山の中にある石打ダムと言う駅に停まる。ダムでも見えるのかと、目を凝らして見たが何も見えない、ただの山の中の駅だった。

 

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やがて左手に海が近付いてくると終点の三角に到着だ。駅前には三角港フェリーターミナルがあり、巻貝のような三角錐をした建物が建っている。その先には島原湾を隔てて、天草諸島や島原半島が横たわっている。

 

 

桃山様式のお城と武家屋敷

 

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 島原半島の代表的な観光地島原にある島原城は、安土桃山時代の様式を残すお城で、その天守閣は明治維新に解体され石垣を残すのみとなっていたが、昭和39年に再建された。黒瓦葺白壁総塗込の天守は高さが35メートルもあると言う堂々とした造りで、どっしりと優美に構えている。五層五階の内部は、切支丹や郷土・民芸資料等の資料館となっている。

 

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 ここでは鎧武者や忍者にふんしたスタッフが観光客を出迎えてくれる。

また観光客には無料でこれらの衣装が借りられるので、サムライに変身し記念撮影するのも楽しいであろう。

 

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 お城の西側に鉄砲町と言われる一帯があり、往時の武家屋敷が残されている。この辺り一帯には、いわゆる徒士組下級武士の屋敷が690戸あったとされ、今に残る3軒の屋敷を無料で公開している。

 

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石を積み上げた塀で囲われた屋敷前の通りの中央に流れる水路は、近くの“熊野神社”を水源としたもので、当時は貴重な飲料水として厳重な管理が行われていたらしい。

 

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 武家屋敷の休憩所では、島原名物の“寒ざらし”を味わう事が出来る。

もち米で作った団子を冷水で冷やし、ザラメ、黒砂糖と島原の湧水で作った特製の“みつ”を掛けたもので、団子のもちもち感と、黒蜜の甘さがからみ合い何とも言えない美味しさである。

 

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自然豊かな雲仙

 

 昭和9年に我が国では最初に国立公園に指定された雲仙には、島原からバスで1時間20分程だ。

春には有名な雲仙ツツジが山肌をピンクに染め上げ、初夏にはみずみずしい若葉、錦色に染まる秋、冬の霧氷と、四季を通じて楽しめる自然豊かな所である。

 

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温泉街の中心には、切支丹殉教の舞台となった雲仙地獄が真っ白い水蒸気を噴き上げ、辺りに硫黄の匂いを漂わせている。近くには昭和も懐かしい“レトロなおもちゃ博物館”や“ビードロ美術館”などがある。

 また、雲仙は酸性硫黄泉の温泉も知られていて、共同浴場や各ホテルでは日帰り入浴も楽しめる。

 

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 雲仙からさらに西に下りれば、長崎県の南端、島原半島の西部に位置する小浜温泉がある。

百度に近い高温の熱源を持つ温泉には、温泉たまごを蒸しあげる湯箱や、日本一長い足湯温泉がある。

 

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