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下部温泉郷へ

 

夕方、下部温泉に到着した。

ここ下部温泉は、その昔、武田信玄が川中島の戦いにおいて、その宿敵上杉謙信から受けた肩の刀傷を癒しに訪れたとの言い伝えから「武田信玄 隠しの湯」として知られている。

すでに江戸時代には湯治場として栄えていたらしく、そんな賑わいを演出したのは、身延山久遠寺に参詣する庶民であったと伝えられている。

 

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駅前には迎えをお願いしておいたので、すでにワゴン車が我々の到着を待っていた。

温泉街は、富士川の支流、下部川に沿った県道を2キロほど遡ったところに有る。

今晩の宿、古湯坊源泉館は神泉橋を渡り、僅かばかりの坂道を登った先に有る。

 

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入り口に「馬場美濃守」と書かれた部屋に落ち着いた。

この宿の自慢は「隠し湯大岩風呂 低温源泉(混浴)」だ。

毎分200400リットルも湧出する、天然かけ流しの100%温泉である。

早速浴衣に着替え、タオルを下げて別館・神泉に有る大岩風呂に向かう。

 

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混浴の隠し湯大岩風呂

 

玄関を入るとチョッとしたロビーが有る。

混浴なので女性客を意識して、ガーゼ生地のバスタオルを有料で貸し出してくれる。(買い取りも可)

 

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浴室の右側少し高いところに、岩で囲まれた2畳ほどの広さの上がり湯が有る。

そして、その左手、一段と低い半地下のようなところに湧き出ている冷泉は、戦国時代以前から続く、歴史あるものらしい。

岩の間から自噴する場所に造られた浴槽は、畳15畳分程の広さだ。

深いところは、2m程も有り、もともとは立ち湯であったらしいが、手前の深いところには今では腰の深さにあわせ板床が敷いてある。

そして、奥側の浅い部分だけは、岩盤がむき出しに成っている。

冷泉の温度は、長期の湯治には丁度良いとされる30度前後、夏場なら丁度良いかもしれないが、春先のこの時期ではどうなのだろう?

 

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普通の温泉のように湯船から湯気は全く立っていない。

石の階段を何段か降り、恐る恐る片足を湯船に浸けてみる。

「ひぃゃ〜、つめたっ!」

思わず足を引き上げる程冷たい。

 

気を取り直し再び挑戦。

ユックリ片足を浸け、さらにもう一方の足も浸けてみる。

そろそろと腰を屈め湯(水?)に浸かる。

「さむ〜い」

動くとたちまち体温を奪われるように寒さが襲ってくるから、身体を縮めて、ただじっと静かに浸かる。

 

それでも2〜3分も入っていると、その冷たさを感じなくなってくる。

そうしたら、上の上がり湯で身体を温め、再び冷泉に、今度は少し長めに浸かる。

そんな事を二三度繰り返していると、不思議なもので、冷泉が冷たいと感じなくなり、普通の温泉のような心地よさが身体を包んでくる。

こうして浸かっていると、ぬるめであるにも関わらず、湯冷めはしないと言う。

湯治客に支持され続ける訳が、解ったような気がするのである。

 

 

甲斐黄金村

 

宿から駅に向かう途中に「甲斐黄金村 湯の奥金山博物館」が有る。

 

中世、戦国時代に栄えたこの地の金山は、古くから「信玄の隠し金山」として地元には伝えられていた。

「ふるさと創生事業」の一環として行われた学術調査の過程で出土した、道具や遺構などを元に復元した、当時の様子が再現展示されている。

 

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ここでは砂金採り体験が楽しめる。(観覧と共通で1,000円)

大きな水槽には砂金の含まれた砂と、水が張ってある。

その砂をバンニング皿と呼ばれる専用の器で掬う。

後はその器を、水の中でユックリと回しながら砂を浮かすようにして捨てていくと、最後に比重の重い金だけが器の底に残る。

 

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文章に書くと簡単だが、実際にやって見ると、回し加減が難しい。

回し方が悪いと、砂がなかなか浮きあがって、流れ出てはくれないから、何時まで経っても器の中は砂ばかり。

かと言って、勢いよく回してしまうと、あっと言う間に流れ出てしまうから、金も重みで下に残る余裕も無く、共に流れ落ちてしまい何も残らない。

許された制限時間は30分。

 

時間の経過と共に焦りを感じるが、それでもややコツが解ってくると、面白い。

時には、一つ二つの小さな、小さな砂金が残っている事も有り、されを大事にガラス瓶に移す。

こうして、過去には100粒以上も採った剛の者がいたそうだ。

採れた砂金は、その場でアクセサリーなどに加工してくれる。(有料)

 

 

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芸者衆が神輿担いで

 

再び身延線に乗り、終点の甲府で暫く途中下車。

さくらの咲く武田神社や、武田家の墓所のある円光院など市内の観光をする。

 

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 再び電車に乗り今晩の宿、石和温泉を目指す。

温泉では折しも「さくら祭り」が行われていた。

 

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宿に入り、早々と入浴を済ませ、夕食をしていると仲居さんが行列の始まりを伝えてくれた。

急いで食事を済ませ、カメラを手に表に飛び出してみる。

宿前の道は、すでに人が溢れていた。

 

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花火が上がり、振舞い餅が搗かれ、夜桜の下を神輿が練り歩く。

中でも芸者衆の担ぐ神輿が呼びものだとか。

 

行列は、各旅館の前で止まっては、デモを繰り返すので、なかなかこちらの方には進んでこない。

そのうちに掛け声が近づいて来た。

揃いの法被にねじり鉢巻き、中には片肌脱いだ綺麗どころもいる。

旅館の前で、「わっしょい、わっしょい」と気勢を上げる。

観客も周りを取り囲んで、「わっしょい、わっしょい」と囃し立てる。

 

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その後、芸者衆と観光客が、思い思いに記念写真におさまり、あちこちで大きな歓声が上がる。

ビールやお餅がふるまわれ、夜の更けるのも忘れ、祭りは最高潮に達していく。

 



 

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