コンテンツ

ホーム

サイト紹介

はれのくに

の旅

遍路歩き旅

海外旅行

伝統こけし

マイブログ

川と渓谷美の山岳路線

 

 高山本線は全長225.8キロ、この間に45の駅が有る岐阜と富山を結ぶ路線である。

出発は広大な濃尾平野で、暫くは岐阜市街の住宅地が続くその北端を進む。

 

4010101.JPG

4010102.JPG

4010103.JPG

 

やがて山岳部に入りこむと、飛騨山脈、所謂北アルプスの西側を、飛騨川や神通川に沿って走り、水峡、中山七里など山と川と渓谷美に恵まれた見応えのある風景が車窓に展開する山岳路線でもある。

 

4010104.JPG

4010105.JPG

4010106.JPG

 

 沿線には、草津、有馬と並び「日本三名泉」の一つに数えられる下呂温泉や、しっとりと落ち着いた雰囲気の町並が人気の「飛騨の小京都」と言われる高山、勇壮な「古川祭り・起し太鼓」で知られる飛騨古川、日本の原風景そのものの白川郷、更には哀調の音色を奏でる胡弓で有名な「おわら風の盆」の越中八尾など、観光処にも事欠かない見所も多い路線でもある。

 

4010107.JPG

4010108.JPG

4010109.JPG

 

4010110.JPG

4010111.JPG

4010112.JPG

 

途中の杉原を過ぎ岐阜県境を越えると、富山県最初の駅が猪谷で、この間でJR東海と西日本の線路境界を跨ぐ。この駅からはかつて岐阜県側の奥飛騨温泉駅まで、国鉄の神岡線が出ていたが、その後第三セクターの神岡鉄道となり、それも2006年に廃止されている。

 

4010113.JPG

4010114.JPG

4010117.JPG

 

 現在では、旧奥飛騨温泉駅と旧神岡鉱山前駅の間の残されたレールの上を特殊な自転車を使って走る、「レールマウンテンバイク」の体験ツアーが人気を呼んでいるらしい。

 

4010115.JPG

4010116.JPG

4010118.JPG

 

 猪谷辺りから、車窓に寄り添って来た神通川が、周りの山々と共に遠ざかり、少し平地が開き始めると、越中八尾に到着する。毎年二百十日の秋の頃に開催される「おわら風の盆」は、優美で幻想的な踊りと共に、哀調を帯びた胡弓の調べなどが知られている。

 

4010119.JPG

4010120.JPG

4010121.JPG

 

 大きな化学工場が隣接する速星駅を過ぎると市街地が近づき、北陸新幹線で有ろうか、工事中の高架橋に添って神通川の鉄橋を渡る。川の向こう岸に大きなビルが幾つも見えて来ると終着駅の富山だ。

 

4010122.JPG

4010123.JPG

4010124.JPG

 

 

黄金の信長像

 

起点の岐阜駅前には、金箔が三層に貼られた信長像が、黄金色に輝いて建っている。

岐阜市の市制120周年を記念して、広く市民から募った募金で製作費の3000万円を賄って建てたと言う像で、20099月に除幕された。

 

4010204.JPG

4010205.JPG

4010206.JPG

 

その遥か先に聳えるのが金華山、その山頂に岐阜市のシンボル岐阜城が建っている。

下剋上の戦国を生き抜いた信長は、美濃の盟主・道三亡き後斎藤氏を退けその城を占拠、その地を岐阜と改め尾張と美濃を領する大名となった。

時を同じくして師の沢彦和尚から与えられた「天下布武」の印のもと、天下統一を本格的に目指したとされるいわばそのルーツがこの金華山に聳える城である。

 

4010207.JPG

4010208.JPG

4010209.JPG

 

 そんな信長は南蛮文化に関心を深め、それらの品々を好んだとされる。

駅前の8メートルの台座の立つ3メートルの信長の像は、ビロードのマントを羽織り、火縄銃と西洋かぶとを手にしている。

 

 

真っ赤なパノラマ・カー

 

岐阜の駅を出てすぐに名鉄名古屋本線を跨ぐと、左手下に名鉄岐阜の駅が見えてくる。

少し前までは新岐阜と呼んでいた、名鉄名古屋本線の西側の終着駅である。

 

4010301.JPG

4010302.JPG

 

 

 名鉄の真っ赤なボディの特急「パノラマ・カー」は、高らかにミュージックホーンを鳴らしながら、ゆっくりとホームに滑り込んで来る。この電車の魅力は何と言っても先頭の展望車、その最前列のパノラマ席である。

運転席が二階に上がっているので、前面に遮るものは何もない。

大きく開放的に広がった窓には180度のパノラマが広がり、迫りくる風景があっという間に左右に分かれ飛び去っていくダイナミックな車窓を楽しんだものだ。だが、今ではその姿を見ることは殆どなくなってしまった。

 

4010304.JPG

4010305.jpg

4010306.jpg

 

暫くは人家の密集地を、名鉄の各務原線とほぼ併走する。

右手に航空自衛隊の基地が見えると各務原で、その先で木曾川が近づいてくると鵜沼だ。

駅の右手に見える名鉄の新鵜沼駅から、大きくカーブして高山本線に繋がれた連絡線の痕跡が、今も構内に残っている。

 

4010310.JPG

 

 

昭和40年代名鉄は、神宮前駅から犬山線を経由し、ここ鵜沼から当時の国鉄の高山本線に乗り入れるジーゼル気動車、準急「たかやま号」の運行を始めた。

 「たかやま号」はその後急行に格上げされ、更には「北アルプス」と名を変え、特急にまで上り詰め名鉄新名古屋駅発着となったが、平成に入ってその運行は中止された。

 

ここを過ぎると「日本ライン」と呼ばれる木曽川と寄り添うように進む。

川の向こうは愛知県、国宝の犬山城や日本モンキーパーク、成田山、桃太郎伝説に因む桃太郎神社、博物館・明治村等が揃う一大観光地だ。

 

4010311.jpg

4010312.jpg

4010307.JPG

 

これより飛騨路

 

 岐阜からは30分余りで美濃太田に到着する。

この駅からは、中央本線の多治見まで、17.8キロの太多線が分岐していて、岐阜始初や終着の普通列車も何本か運行されている。

 

4010401.JPG

4010402.JPG

4010404.JPG

 

 また長良川鉄道が72.1キロ先の北濃まで運行している。

この路線は旧国鉄時代には、越美南線と呼ばれた路線で、北陸本線の福井(越前花堂)から九頭竜湖まで延びる越美北線と結ばれ、越美線となる計画で有ったが実現されることは無かった。

 一時この不通区間の九頭竜湖と北濃をJRバスが運行していたような記憶が有るが、時刻表で見る限りは、この間を結ぶ交通機関は何もないようだ。

 

 美濃大田を過ぎると木曽川の本流は東に外れ、ここからは支流の飛騨川が寄り添って来る。

川部ダムのダム湖の上流、上麻生を過ぎると、豪快な岩塊が川幅を狭めた飛水峡の景観が車窓を楽しませてくれる。

 

4010405.JPG

4010406.JPG

4010407.JPG

 

更にその先の白川口からは、中山七里と呼ばれる景観が続く。川の流れによって出来た飛水峡甌穴群は国の天然記念物に指定され、ここら辺りの流域は、飛騨木曽川国定公園にも指定されている。

車窓からは、そんな景観に混じって、ダムや水力発電の施設を良く眼にするようになる。

 

4010409.JPG

4010410.JPG

4010411.JPG

 

 飛騨金山駅には、改札口脇に美濃路と飛騨路を分ける看板が掲げられている。

「これより飛騨路」、いよいよ飛騨路に入ることを実感する。

 

4010415.JPG

4010414.JPG

4010413.JPG

 



 

| ホーム | 国内の旅行 | このページの先頭 |

 

(c)2010 Sudare-M, All Rights Reserved.

 

inserted by FC2 system