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焼きイカ通り

 

 陸奥柳田辺りで、車窓に津軽の名峰、岩木山が見え始める。

別名「津軽富士」と称される「お岩木やま」は、列車が海から離れると、この先それに代わって車窓の主役となる。

 

山頂には白い雲が掛るものの、緩やかに裾野を伸ばすその美しい円錐形の山容は、見飽きることもなくいつでも、いつまでも車窓を楽しませてくれる。

 

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 小さな無人駅、陸奥赤石で途中下車をする。

他に誰も降りる人はいない。

ここは駅のホームにも、待合室にも、その駅前にも、人の流れは全くない、車も通らない静かで寂しい町である。

 

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 低い屋並みの続く通りを海に向かって歩き始めると、所々民家の切れ目から、岩木山がその姿を現す。

津軽平野に聳え立つ1,625メートルの二重式火山は、ほぼ独立蜂だから、この辺りなら何処からでも臨む事が出来るようだ。その山頂は三つの峰に分かれているので、その見る方向により、違う顔に見えると言う。

 

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 陸奥赤石の駅から歩くこと20分ほど、町並みを抜けると左手に海が近づき、それに緩くカーブする国道の先に、何軒かのカラフルに塗り分けられた店が見えてきた。

 

近づいてみると、道路に面した空地には丸太で組まれた棚があり、そこにずらりとイカが干されている。

まるで白いカーテンのように見える。

 店先には、イカに混じって太いタコの足も吊るされている。

 

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 潮風に乗って、どこからともなくイカを焼く醤油の焦げる良い匂いが漂って来る。

この地はその名もズバリ、「焼きイカ通り」だ。

ここには近海で上がった新鮮なイカを、炭火で焼いて食べさせてくれるお店が10軒余り国道沿いに並んでいる。

 

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肉厚の身は、マヨネーズを付けて食べると堪らなく美味い。

包丁で切れ目を入れるより、手で裂くか、そのままかぶりついて食べる方がより美味しいらしい。

それは、一度には食べきれないほどのボリュームが有り、それに何と言っても安いのがありがたい。

 

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海の駅・わんど

 

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鰺ヶ沢の市街地からは少し外れた、漁港を望む海沿いに「海の駅・わんど」は有る。

ここには新鮮な海の幸や、採れたての山の恵み、その加工品を初めとするお地元の土産品の販売店や、お食事処などが併設されている。

 

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 ここでの注目は、矢張り「わさお」グッズだ。

ブサかわ秋田犬として人気の高い「わさお」は、鰺ヶ沢町のイカ焼き店の看板犬だ。

最近では鰺ヶ沢町の「特別住民票」が交付され、その写しは300円でお土産として販売されている。

 

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 他にもTシャツ、クリアファイルや置物、名前を冠したお菓子類、中には本人(本犬)の抜け毛の入った「しおり」成るものまであり、その人気のほどが窺える。

 最近では写真集が出たり、映画化されたりでさらに話題を呼んでいる。

 

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その建屋の二階には、「鰺ケ沢相撲館 舞の海ふるさと桟敷」が併設されていて、郷土出身力士の活躍の紹介や、当地出身の小兵力士、技のデパートと言われ活躍した元小結・舞の海関に纏わる品々が展示されている。 

ここ鰺ケ沢は、昔から相撲の盛んな土地柄らしい。

 

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太宰ゆかりの五所川原

 

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三角屋根が印象的な鰺ケ沢の駅を出ると列車は海と離れ、内陸部へと入って行く。

車窓からの眺めは、豊かな米どころの津軽平野の穀倉地帯の遥か先に、岩木山が付かず離れずに展開する。

 

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五所川原には、30分ほどで到着する。

五所川原は、青森県の西部に位置する人口6万人ほどの市である。

 

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JRの駅舎のすぐわきに、津軽鉄道の津軽五所川原駅が併設されている。

津軽鉄道は、日本では一番北を走る民間鉄道として知られていて、ここ五所川原からはおよそ1時間に1本、奥津軽と呼ばれる津軽中里までの20.7Kmを、40分ほどで結んでいる。

 

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 沿線の中心駅金木には、太宰治が過ごした「斜陽館」や「雲祥寺」、を初め、ゆかりの名所も多く、今でも根強いファンが大勢訪れると言う。

 

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 オレンジ色の新造車両は、「走れメロス号」と呼ぶらしい。

イベント列車も多彩で、車内のダルマストーブでするめを焼きながら奥津軽の厳しい冬を体験する「ストーブ列車」は、しばしばマスコミなどに取り上げられていて良く知られている。

また、夏の「風鈴列車」、秋の「鈴虫列車」、さらには「正月列車」、「合格列車」など、ユニークな企画の列車が人気を呼んでいる。

 

立佞武多の館

 

駅前から真っ直ぐに延びる道を5分ほど歩くと、巨大なガラス張りのモダンな建物に行き当たる。

有名な五所川原の伝統行事を紹介する「立佞武多の館」だ。

 

 立佞武多祭りは、毎年8月の初めに開催されるお祭りで、その時に町中を引きまわされるのがこの館に展示されている「立佞武多」だ。 それは、高さ約22m、幅6m、重さ何と18トンと言われる巨大な山車である。

 

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 入館料600円を払って館内に入ると、その巨大な空間に先ず驚かされる。

1階から4階までぶち抜いたスペースに、色も鮮やかな「立佞武多」が三台展示されている。

 

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 山車はそれぞれにテーマが有って、日本の歌舞伎や中国の三国志などの歴史上の人物やそれに因む動物などを、原色でカラフルに表現している。

 

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以前は木や竹で骨組みを作りそれに紙を貼り、色付けをし、ろうそくで明かりをともしていて、祭りが終わると解体し燃やしてしまう時期も有ったようだが、最近は鉄骨でベースに成る部分を作り、各部分はそれぞれパーツ化して制作、それを組み上げて行く、など作り方にも変遷が有るようだ。

明かりも電灯が使われる事が多いらしい。

 

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館内のエレベータで4階まで上ることが出来る。

そこからは、展示空間を取り巻くように作られたスロープを下れば、同じ目線でじっくりと「立佞武多」を見ながら、ゆっくりと1階まで降りる事が出来る。

 

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 また最上階には、展望ラウンジがあり、レストラン「春楡」が併設されている。

ガラス張りの明るい食堂で、津軽平野の眺望を眺めながら、郷土料理満載の「おらほの定食」や「けの汁和定食」などを味わってみるのも良いだろう。



 

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