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ホテル竜飛

 

 この日は岬に建つ「ホテル竜飛」に宿を取った。

玄関を入るとロビーが広々と広がっている。その先は一面ガラス張り、向こうには津軽海峡の海が青々と横たわっていて、北海道の島影が、微かにその輪郭だけを表していた。見事なオーシャンビューだ。

 

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ロビーには、「現在位置の真下を青函トンネルが通っております」の札が建てられていて、「通過時刻に、上の照明が7色に変わります」と書かれている。

 

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 疲れた身体には、先ず風呂である。

男女別の大浴場は、ガラス越しの見晴らしが素晴らしい。

眼下には津軽海峡が一望で、天気さえよければ北海道の山並みがすぐそこに見え、夜に成れば、海峡で漁をするいさり火がキラキラと輝くらしい。

 

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 湯船につかる。

広々とした浴槽には先客もなく貸切り状態である。

どっぷりと首までつかると、筋肉痛には良く効くと言うカルシウム・ナトリウム泉が体に浸み込んでくる。

 

脇には小さいながらも岩を組んだ露天風呂も有る。

が、ここでは天井に巣を作ったツバメが子育て中で、湯船につかっていると警戒をしているのか、威嚇するようにこちらに向かって飛んできて、かすめるように返していく。

 

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 ここは温泉とは称しているが、残念ながら「加温・循環ろ過」されたものだ。

しかし疲れ切った身体にこの眺めとお湯は超一級品で、一人静かに、ゆっくりと浸かれる幸福感と合わせれば大満足の湯であった。

 


 

ナイト営業の企画

 

「記念館はもう行かれましたか?」

風呂上り、火照った体をロビーで、新聞を読みながら冷ましていると、フロントの女性が声をかけてくれた。

聞けば、「青函トンネル記念館」がナイト営業をしていて、ホテルからは送迎バスが出ると言う。

 夜間特別に営業するナイト企画は、どうやらホテルとタイアップしたもので不定期に開催されているようだ。

 

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 企画に参加するため、早々と18時に食事を終え、19時過ぎに出る送迎バスに乗り込んだが、大型バスの中は誰もいない。「一人だけ?」と聞くと、「団体さんは次の便だから、それまでに見学を済まされると良いですよ」とドライバーが言う。

 

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 食事処を出る時、数十人の団体が、賑やかに食事を摂っていたから、この一団が来るのであろうか。

ならば込み合わないうちに見学を済ませておきたいものだ。

 

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 玄関前を出たバスは、5分ほどで坂の下のトンネル記念館前に到着した。

「浴衣で良い」と知らされていたが、「寒いかもしれませんよ」とも聞かされていたので浴衣の上に丹前を羽織ってきたが、吹き付ける風が半端じゃなく強くて冷たい。

 

 

青函トンネル記念館

 

 昭和63年に開通した青函トンネルの完成を記念してオープンした記念館では、その構想から着工、完成に至る道程を、立体モデルや説明パネル、更に音と映像を使って詳しく説明している。

 

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この記念館の売りは、何と言ってもケーブルカーに乗って行く体験坑道のツアーである。

日本一短い私鉄と言われる「青函トンネル竜飛斜坑線」は、その距離が778m、最大勾配25‰を僅か8分で海面下140mまで運んでくれると言うが、残念ながらナイトツアーではやっていない。

 

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 館内には食事処やお土産屋さんも併設されているが、一通り館内を見て、映画を鑑賞しても40分ほど見ておけば大丈夫とのことであった。

 

 二階のシアターで、トンネル工事の歴史を紹介するビデオを見て、一階に降りると、次の便の団体さんがどうやら到着したらしく、一人だけで寂しかった館内が一変し、賑やかな話声が響いていた。

 

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 見学を終え、外に出ると辺りはすっかり夜の帳に包まれていた。

町の明かりもなく、黒い塊となって佇むこの大地の下には、長大なトンネルがくり抜かれ、そこを特急列車が轟音を立てて走り抜けている。そしてその先には不気味なほどに漆黒に静まり返った海峡が横たわっていて、トンネルはそこをも貫いている。

 

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相変わらず風は強く冷たくて吹き抜けていて、浴衣の身には肌寒くさえある。

こうして風に吹かれて大地に立っていると、足元から特急の通過する轟音が聞こえてきそうな気がする。

大地を揺するように風が唸っているのだ。

 




 

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