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おされさんを背に

 

 宿泊した「ホテル コスモ オサム」が遍路道を大きく外れていたため、次の札所までは、まだ4キロほども残っている。

しかしこの日は翌日の山登りに備え、歩行距離を25キロ程と押さえていたので、朝もゆっくりとした出発だ。

宿の前からは、昨日の仙遊寺の有る「おされさん」の名で知られる海抜300mの作礼山が見えている。

 

 国道を1キロほど戻り、再び遍路道に出て、住宅地の中の道を歩く。

丁度この辺りの上空には、黒い雲が低く垂れ込めていて、今にも雨が降りそうな様子だが、幸いまだ雨粒は落ちていない。

途中で広域農道を外れ、伊予富田辺りで県道156号に入りJR予讃線を超える。

どうやら今のところは雨の心配もなく、青く澄んだ高い空が戻ってきた。

 

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願い事は一つ・国分寺

 

暫くそのJRと並行し頓田川を越え、1キロほど歩いて左折すると59番札所・国分寺が有る。

門前に一対の石灯篭が建ちその先に二十段ほどの石段があり、それを上ると正面に本堂、右に大師堂、左手に本坊と納経所が有る。

 

 境内に他の参拝客はいない。時々こうして境内に誰もいない札所に行き会うことがある。

皆一様に同じコースを巡礼しているのだから、一人や二人くらいは遍路がいても良さそうに思うが、不思議なことである。

 

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その静まり返った境内に「修行大師の像」が建っている。

石造りの等身大の大師像で、前に差し出したその右手だけが薄黒く汚れているのは参拝客が握手をするからだ。

 

「握手してお願いしてください。願い事は一つにしてください。あれもこれもはいけません。お大師様は忙しいですから」

 

 

ひたすら歩く

 

 ここからは暫く札所もなく、今日の宿までの20キロ余りをひたすら歩くことに成る。

再び県道に戻り3キロほど歩いたところで国道196号に合流、暫くして今治小松自動車道の「今治湯の浦IC」を超える。

 

この辺り左手に「湯の浦温泉」の看板が見える。ここは、昭和52年に開設された比較的新しい温泉地だ。

瀬戸内海国立公園に位置し、気候は温暖で風光も明媚なことから、四国では最初に「国民保養温泉地」に指定されている。

 

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暫く進むと右手に道の駅「今治湯の浦温泉」が見えて来た。

休憩がてら立ち寄ってみると仙遊寺で知り合った青年が、「温泉に寄ってきました」と言いながら、大きな荷を担いで歩き始めるところで有ったが、若いだけにさすがに健脚だ。

 

 道の駅には、仙遊寺のあの石段上りの折出会った夫婦連れの遍路も先着していた。

「明日の横峰は、バスが有ると言うので、バスを利用する」「色々検討したが、今日は丹原に泊まる」などと話してくれた。

道の駅の売店の店員に聞けば、この先食事処は無いと言うので、昼食用のお握りを併設のレストランで作って貰い、先発した福岡からだと言う夫婦遍路の後を追うように道の駅を出る。

 

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石鎚の山麓へ

 

 「孫兵衛作」と書く珍しい地名があった。瀬戸内バスのバス停にも同様に書かれている。

何て読むのだろうか・・と調べてみると、そのものずばり「マゴベエサク」と読むらしい。

そんな珍名に気を紛らわしながら、国道を1.5キロほど歩いて右に外れ、JR予讃線の踏切を横切りその先で高速道路を潜る。

ここら辺りで先行した夫婦遍路を追い抜くと、県道は曲がりくねった上り坂に変わり、西条市へと入っていく。

 

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その県道のピークに世田薬師が有り、ここからは眼下に旧東予市の町並みが見通せる。

本来の遍路道はここから左に坂を下り旧東予市の町中を抜けるようになっていたが、標識を見落としてそのまま直進してしまった。 

後から写真を見返せば、下り坂の途中の民家の手前に、左に下る細い道が映っている。

 

真新しい県道は小さなアップダウンを幾つも繰り返すので、これが結構しんどいし、何よりも街路樹もないアスファルト道は、遮るものも無いので日差しが半端じゃなく厳しくて暑い。

それでも町を抜けたあたりで再び遍路道に合流、やれやれと安堵しながらそのまま進んで丹原の町を目指す。

 

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 丹原の町に入って来た。

久しぶりに見る活気のありそうな町並みである。小学校の先で右折、商店街のような賑やかな通りを抜けていく。

あの夫婦連れはこの町にある「栄屋旅館」で泊まると言っていた。

 

町中を抜けると豊かな田園地帯が広がり、開放感のある道が続き、その前方に立ち塞がる石鎚の山並みが、歩くほどに次第に大きく近くなってくる。明日はいよいよあの山への登り道が待っている。

 

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中山川に架かる石鎚橋を渡る。

坂を下りその先の国道11号線を横切り直進すれば次の札所の有る石鎚山の懐に入り込むが、それは明日の行程だ。

今日はここを右折し、遍路道からは1キロほど外れた所に宿を取っている。

 

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湯の里・小町温泉

 

 横峰寺への山登りを明日に控え少しでも石鎚に近づいておきたいとの思いもあり、丹原からは5キロほど先の「リンリンパーク 湯の里小町温泉・しこくや」に宿を取った。

 

 ここはレストラン、果物市場、お土産売り場などを併設した、温泉自慢の宿である。

物産館ではミカンやカキなどの地元で採れた農産物や、土地の名菓、海産物のお土産などが売られている。

その建物を通り抜けると裏には広い庭園があり、池には沢山の錦鯉が飼われている。

 

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 部屋はシングルで一泊二食付が8025円だ。

1階フロント奥には日帰り入浴も楽しめる入浴施設が有る。温泉は低張性アルカリ性冷鉱泉で、広々とした大浴場では、露天風呂・サウナ・ジエットバスが楽しめる。

 

楽しみな夕食のお膳には、ワタリガニやサザエ、刺身の他に、てんぷら、焼き松茸、土瓶蒸しなどが並ぶ。

少し贅沢な温泉宿であるが、遍路パックで泊まるので以外にお値打ちでもある宿である。

 

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