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山下り

 

ここ横峰寺はかつて石鎚神社の別当寺であったところ。その成就社までは凡そ9キロの道程で5時間余り、更に山頂までは4キロ4時間の厳しい山道が待ち受けているらしい。札所ではないので、敢えて行こうとは思わないが、鎖場や覗き場などの行場もあり、どんなところかと興味はそそられる。

 

 ここから61番札所・香園寺の奥の院までは6.9キロの下り道である。

大師堂の前から境内を抜け、赤い鳥居を見ながら舗装されてはいるが荒れた自動車道を暫く歩く。

駐車場に向かう自動車道を見て、0.8キロほど下ったところで標識に従い山道に入り込む。

 

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山道は幅1mにも満たない木の根道で、かなりの勾配で下っていく。

風が揺らす木の葉の音と、時折どこからか聞こえる鳥の鳴き声、その他は靴音だけの静寂の世界だ。

木立の中に続く細道は、陽の光も遮られ、昼なお暗し・・と言った感じで、少しヒンヤリと感じられる。

 

途中日本語が解らないと言う若い外国人の女性が一人で上ってきた。

荷を何も持たない軽装である。「気を付けて・・」と送ると、「ハイキング」と言い残し登って行った。

他にもトレッキング姿の何人かの男性や、衣を着た僧侶などと出会う。

 

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下り道だから・・・と高を括っていたが、この下りには侮れない厳しさが待ち構えていた。

それでも下りが楽なことには変わりないので1時間も有れば・・と思っていたがこれが大間違い。

どうやら連なる小さな山々を幾つも重ねながら上り下りしながら下っていくらしく、時には尾根道に出るために息を荒げるような上り道に遭遇することもある。

 

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それでも登り切れば尾根道からは眺望も開け、時折涼しい秋風が火照った体を撫ぜてくれるので救われる。

道中ここを上る人と結構行き違ったが、この道は距離も長く、上り下りを繰り返す勾配も殊の外きつく、この道を下りに使って良かったとしみじみ思うのである。

 

 

奥の院から町中へ

 

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 何回も上り下りを繰り返しながら、2時間もかけてようやく林道・大谷線まで下りてきた。

奥の院まではあと数百メートルの距離である。

 

 林道を下りると、右手の林の中に白滝奥の院が有った。

境内を流れる谷川には赤い橋が架けられ、周りにはトイレや休憩所なども整備されている。

切り開かれたところにコンクリート造りの平屋の本堂があり、納経所も設けられている。

 

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子安の大師さん・香園寺

 

白滝奥の院から61番・香園寺までは2キロほど、山を離れ下り道を町中へと近づいて行く。

広々とした公園のように整備された大谷池を見てその先で右折、小さな丘を登り、少し下ると高嶋神社の境内に出る。

神社の横の薄暗い広場のような道を、境内を巻くように進むと木立が切れ、広々とした駐車場が現れる。

そこから延びる参道を進み、低い石段を登ると巨大な建物が見えてくる。

 

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香園寺の大聖堂と呼ばれる建物で、昭和51年に建てられたものだ。

四角い大きな箱のような建物の1階が講堂、両脇の階段を登った2階に本堂と大師堂がある。

大聖堂の左に建つ三階建ての方丈には納経所や売店があり、300名の収容を誇る宿坊にもなっている。

 

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寺は昔から「子安の大師さん」として親しまれ、難産で苦しむ女性や、子を望む夫婦などの篤い信仰を受けている。

そのせいか広い境内には若い夫婦連れの参拝客も多く、この凡そお寺とは思えないような建物と相まって、他の札所とは一味違った独特の雰囲気を醸し出していた。

 

 

「安産」競う町中の宝寿寺

 

62番札所・宝寿寺までは1.4キロと近い。

参道を進み旧道から国道11号に出たところで右折、そのまま車の多い道を15分ほど歩くと、西条市小松支所の中心地に近くなる。

 

すぐ横をJR予讃線が通り、伊予小松駅のホームが見渡せるほど近い国道脇に寺はある。

この寺は「安産の観世音」として知られていて、「安産」は先ほどの香園寺と同じだ。

同じ小松の町内に有る二つのお札所の寺が、「安産」を競っていることに成る。

 

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境内を入ると中央に石畳が伸び、その先の本堂が有るが、立ち入り禁止の札が建てられた工事中で、どうやらこれは旧本堂らしく、その右手に新しい本堂と大師堂が並び立っている。

「安産」を売りにしているが境内に若い夫婦連れどころか、他の参拝客の姿もなく、境内は静まり返っていた。

これと言った特徴の無い、こじんまりと纏まった控えめで地味なお寺であるだけに、安産祈願では先ほどの香園寺に分がありそうに見受けられた。

 

 

肉屋が営む宿

 

 寺を出るとすぐ左手奥まったところに伊予小松の駅が見える。

そこから真っ直ぐに伸びる道を5分ほど歩いた町中に、今日泊まる「ビジネス旅館・小松」が有る。

 

近くのお肉屋が営む宿らしく、玄関を入ると“留守の時はここに電話を”と、肉屋の電話番号が書かれている。

早々と16時前には到着したが、既に先客がいる。小さな風呂だから、一人ずつ順番に入ることに成る。

洗濯機・乾燥機も使えるものが1台しかないので、これも順番を待つことに成り、夕食までに洗濯を済ませ・・と思っていたが、些か時間を持て余し気味で効率が悪い。

 

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 菅前総理も泊まったと言う宿の床には色紙が飾られていた。

そんな座敷で、泊り客5人が揃っての夕食はなかなかに賑やかだ。肉屋の宿の夕食だけに、鍋に使う肉の量はボリューム満点で食べごたえがある。

 

古希で歩きを始めたと言う兵庫の男性遍路は、高野山まで目指すと言う。茨城の男性は、明日横峰を打って連泊するのでゆっくりと出発するそうだ。マイカーで回っていると言う、82歳の大先輩はまだまだ矍鑠としていて、カーナビが無い軽自動車だが大丈夫と言っていた。

鍋に満足し、ビールも入って、誰もが口が滑らかになったのか、他愛のない持論を披瀝し合って遅くまで話に花が咲くのである。

 




 

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