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成就石と吉祥天・吉祥寺

 

 他の泊り遍路の朝は早く既に皆が旅立った後、ゆっくりと朝食をとり7時前に宿を出る。

次の寺、63番札所・吉祥寺までは距離も近く、1.5キロほどしかない。

 

 寺はJR伊予氷見駅の近く、国道沿いにある。

宿の脇の旧道を歩き、一旦国道に出て暫くしてそこを離れ、角を回り込むと白壁の塀が続く細道が有る。

そこを進み小さな疎水を石橋で渡るとその先に山門が建ち、その前には一対のゾウが置かれている。

門を潜ると正面に堂々とした大屋根の本堂と、その左手に大師堂が建っている。

ここは四国88ケ寺の中では唯一、毘沙門天を本尊とする寺らしい。

 

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面白いのは本堂前の植え込みの中にある成就石だ。元々石鎚山系の滝つぼに有った石らしく、滝の水に打たれ真ん中に30センチほどの穴が開いている。本堂前から目をつむり、願い事を念じながら歩きだし、金剛杖を下段に構え、石の穴に金剛杖を見事通せば願いは成就すると言う。

またその横にある吉祥天の像の下が潜り抜けられるようになっている。

これを潜ると困難を取り除き、富貴をもたらすご利益が有るらしい。こちらは簡単なので、幾つもの願いを念じながら潜ってみた。

 

 

石鎚神社を遥拝して

 

 吉祥寺を出て、国道を横切り旧道に出たところで左折、64番・前神寺を目指す。

国道11号を一つ入った旧道は、住宅街の中を行き、車も少なく静かで歩きやすい。

通学時間帯なのか、多くの中学生たちとすれ違い、気持ちのいい挨拶に元気を貰う。

 

旧道脇には少し古そうな民家なども残っていて、なかなか味がある。

車の心配もいらないので、のんびりとそんなものを見ながら歩くことが出来、ひと時疲れも忘れさせてくれるのでありがたい。

 

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 田圃の先に赤い大きな鳥居が見えてきた。JR石鎚山駅から参道が続いている様子がこちらからも窺える。

左に進めばその赤い鳥居の前に出るようだが、その先の分かれ道を右にとる。

 

暫く行くと右手に石鎚神社がある。

7〜8世紀頃、役の小角によって開かれた日本七霊山の一つ、1981mの石鎚山をご神体とする同社は、山頂に頂上社、その中腹には成就社と遥拝殿を、そしてこの場所に本社を持ち、この四社を合わせて石鎚神社と総称している。

 

 国道を横切った先に赤い一の鳥居があり、その付近は門前町らしくお土産屋さんも並んでいる。

遍路道の前に石造りの二ノ鳥居が建ち、桜並木の参道が奥に延び、それを登るとその先に本殿が有る・・ようだが、とてもそこまで歩く元気もなく、この門前で遥拝しそのまま前を通り過ぎる。

 

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修験道の前神寺

 

門前を過ぎるとすぐに前方の山裾の森の中に、墓地とともに64番札所・前神寺の伽藍が見えてくる。

山門を潜ると右手に広い駐車場があり、そこを抜けて左折し小さな極楽橋を渡ると少し上り坂になり、その先に広い境内が開けていた。

周りを緑の木立に囲まれて、正面に大師堂、その左一段と下がったところに客殿が建っている。

 

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境内を奥に進み浄土橋を渡ると小さな滝があり、黒光りする不動明王が祀られている。

誰が始めたものなのか、そこには一円玉が無数に貼り付けられていた。

 

 20段余りの石段を上がると、右手に不動堂、薬師堂が建ち、その横に更に長い石段が山に向かって伸び、その先には石鉄大権現堂が控えている。境内の一番奥まったところに本殿が有り、周りに回廊を巡らしているので、大きな鳥が翼を広げたように堂々と見える。神社のような入母屋造りの本殿が印象的なお寺で、奥行きのある境内に堂々とした伽藍を構えている。

石鉄山修験道の総本山と言うこのお寺には修験道に関する貴重な古文書(巻物一巻)も残されていて、市の文化財に指定されている。

 

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伊予最後の札所

 

 広い境内を横切って、前の道に戻り、ミカン畑を見ながら暫く歩くと道端に「湯之谷温泉入口」の看板が立っている。

斉明天皇の時代から1400年の歴史ある温泉らしく、江戸時代には西条藩御用達の湯治場として発展、大正時代には公衆浴場も開設されていると言う。

 

伊予の国最後の札所、64番・三角寺へは50キロ近い道のりを残している。

しかも寺は、標高500mの高所にあり、帰路の交通の便も悪く、我々の体力ではもう一泊二日は必要になる。

「伊予の一ケ寺を残すのも・・・」とも思ったが、今回はここで打ち切ることにした。

とはいえ少しでも先を稼いでおきたいので、予讃線に沿って一応の目標を10キロ先の中萩に設定した。

 

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「源氏巻」を買って、「そば」食べて

 

 石鎚の山並みを遠望しながら西条の市街地を抜け、再び国道11号を歩く。

松山自動車道のICが近いこともあり、広い国道は交通量が多い。

 

そんな途中の道端で「源氏巻」の看板を掲げるお菓子屋さんを見つけ、お土産でもと立ち寄ってみる。

「津和野の源氏巻とはどう違うの」と聞くと、「津和野は折りたたんだ生地にこし餡を包んでいるが、こちらは薄くスライスした羊羹をカステラ生地で渦巻状に巻いている」と言う。

白餡、抹茶、ユズの三種類あると言うのでお土産に買い求めると、店主が「お接待だ、味見をしていけ・・」と、どら焼きを一つ渡してくれた。

 

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 ここから中萩の駅は目と鼻の先で、今回の終着点には11時過ぎに到着した。

丁度昼食時でもあったので、お菓子屋さんで教えられた駅前のお蕎麦屋さんに立ち寄ってみる。

店先を借り、着替えをし、さっぱりしたところで、手打ちの「田舎そば」を啜りこむ。

ジャズの流れる店内で食べるそばは、のど越しも香も良くことのほか美味しい。

無人駅の前に建つ店は、まだ開店して間がないようだ。ここは趣のある古民家風の佇まいで、隠れ家的なそんなお店であった。

 



 

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