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善通寺の宿

 

 善通寺市内での宿は、さすがに札所中随一のお寺を擁するだけに選択肢は多い。

駅近くや市内にはビジネスホテルや、遍路向けの宿などが幾つもあり、善通寺には「いろは会館」と言う宿坊もある。

車の遍路なら少し足を延ばし、温泉のある金刀比羅に泊まると言う手もありそうだ。

 

 この日は寺から歩いて10分ほどのところの「善通寺グランドホテル」で、一泊二食付き7,300円の宿に予約を入れている。

早々と4時過ぎにはチェックインを済ませ、何時ものように身包み剥いでの洗濯を済ませ、そのあと夕食である。

食事は隣の和風レストランで取ることになる。

 

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 翌朝、善通寺を後に門前の通りを抜け、JR土讃線の踏切を横切り、その先の県道25号を左折、北に向かう。

善通寺市内の道は、碁盤目状に広がっており非常に分かりやすい。

ここからは真っ直ぐに一本道で、次の札所までは4キロ弱、1時間ほどの行程だ。

 

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 道なりに進み、高松自動車道を越えると札所が近づいてきた。

通りすがり、行き違ったおばあちゃんが「暑いのにご苦労さんですなぁ」と労り、声を掛けてくれた。

寺までの距離を尋ねると、耳が良く聞こえなかったのかそれには答えず、「よう、賑わってますよ・・」と返してきた。

何のことか良く解らなかったが、札所に着いて得心した。

 

 

お寺でまつり・金倉寺

 

76番札所・金倉寺に到着した。

広い境内の正面に本堂、右がその客殿・庫裡、左に大師堂が建ち並んでいる。

そんな広場は、賑やかな音楽と若い両親に連れられた子供たちの歓声、物売りの誘う声に包まれていた。

本堂で特別に御開帳公開されている秘仏・訶利帝母尊(こどもと女性の守り神らしい)も、この賑わいにはさぞかしびっくりされていることであろう。

 

ここは明治時代の中頃、第11師団長・乃木将軍の宿舎として四年間下宿したことで知られ、その遺品は今も残されている。

本坊客殿の四室で暮らした将軍は、師団本部へは馬で通ったと言われている。

 

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境内の空き地を埋めるように、幾つものテントが建ち並び色々な物品を販売している。

露店も出ていて、どうやらフリーマーケットのようだ。大師堂の床の上では、フルートのミニコンサートも行われている。

聞けばこどもの日に因んで、「こどもまつり」を開催しているとかで、今年が第9回目と言う事らしい。

 

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謎の建造物

 

 どこら辺りからだったか、所々で道中遥か目指す先に湾曲した巨大な橋のようにも見えるが、巨大な建造物のようにも見える、白い建物が目に入り、気になっていた。

その謎の建造物の正体が、今ようやく解き明かされた。

金倉寺を出て、国道11号線を横切った辺りで、その建造物は忽然と姿を見せた。

 

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「香川県立丸亀競技場」である。

県下では唯一の第一種公認陸上競技場であり、サッカーJ2「カマタマーレ讃岐」のホームグラウンドだ。遠くから見えていたのはそのメインスタンドを覆う屋根で、そのかまぼこを並べたような屋根の軒高は29m、最高高さが31m有るという。

 

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 77番札所・道隆寺に近づいたころ、道を歩いていたら突然人家の窓が開き「お遍路さ〜ん」と呼ぶ声がして、振り返ると「お接待したいので、ちょっと待ってください」と言う。

玄関前で待っていると、父子と思われる男性が駆け出してきて、これを・・と小さな焼き物を渡してくれた。

それは高さ数センチほどの小さなお地蔵さんで、一つ一つ手作りし、焼き上げたものらしい。

小刀で鋭く刻まれた表情は柔和で、何ともほのぼのとするお顔である。

くり抜かれた胴の中には、「77番道隆寺 参拝記念にどうぞ」と書かれた紙片が収められていた。

 

 

謎が解けて、道隆寺

 

77番札所・道隆寺の山号は、「桑多山」であり、“くわたさん”と読む。

その名の通り、昔はこの付近一帯が広大な桑園だったというだけに、今も境内はかなり広い。

仁王門の正面が本堂で、右に大師堂、さらに多宝塔、地蔵堂、観音堂などが建ち並んでいる。

境内の参道には255体の観音像が建ち、ここは目治し薬師としても知られたお寺である。

 

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丸亀城下を抜ける

 

 78番札所・郷照寺は道隆寺から7キロ余り丸亀市内を、右手に丸亀城を仰ぎながら県道21号線をひたすら東に向かって歩く。

賑やかな通りを少し外れ、アーケードのある商店街の入り口付近にあるお寿司屋さんに入り、ここで昼食をとる。

その折相席に成った地元の男性が話しかけてきて、「門前に美味しいモチ屋さんがある」と教えてくれた。

 

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門前の地蔵もち

 

道なりに通りを進みその先で土器川を渡り、それに続く県道33号線を歩き、宇多津の駅を過ぎた辺りで県道を外れ、宇夫階(うぶしな)神社の辻を左折し旧道に入って来た。

教えられたその店を探しながらここまで来たが、「広い通りに沿って有ったはず」と言っていた店が一向に見つからない。

 

 門前に続く旧道で、たまたま教育委員会が主催する「スタンプラリー」の一行と遭遇した。

その中の若いお母さんに聞くと「お餅屋さんならすぐそこにありますよ」と言う。

ラリー参加者の人混みの先を見ると、「地蔵もち」の看板を掲げ、硝子戸を立てた老舗らしい店先が見える。

 

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 創業が明治40年頃と言う老舗・高橋地蔵餅本舗が誇る看板商品「地蔵もち」は、目の前に地蔵堂が有る事から名付けられた。

この店では、朝早くからガラスケースには、おはぎや赤飯、塩もちなどが並べられという。

しかし今は既にほとんどが売り切れて、塩もちだけが並んでいた。それを一つ買い求め、店先でお茶のお接待を受けながら、舌鼓を打ってみる。一口かじってみると、腰の強い餅に、さっぱり甘い餡が絡みつく。

地元産のもち米に拘って、水や砂糖、塩の調合は天気によって心を砕いているらしい。

これを楽しみにして訪れる遍路を、がっかりさせないようにと、作る数を調整するのが大変だと言う。

そうして作り上げたお餅は、昔からここを訪れる遍路の疲れを癒してきた。

 

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厄除けの郷照寺

 

 地蔵餅を出て、その角を曲がると急な参道が待ち構えている。

79番札所・郷照寺は、丸亀の町中を通り抜けた隣町、宇多津町の青野山麓にあり厄除けの「宇多津大師」として親しまれている。

札所は真言宗のお寺が多いと言う中、ここは珍しく時宗のお寺である。

その昔一時衰退したお寺を、時宗の一遍上人が再興したという歴史を持つからだそうだ。

 

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 石垣と植え込み、築地塀がどこかの豪邸の洗練された玄関先かと思わせるような、モダンな雰囲気の山門を潜る。

その先の石段を登ると本堂が有る。更に石段を登ると厄除け大師堂が有る。

境内左手に鐘楼が有り、その鐘には不思議な伝説が語り継がれている。

この歴史的な価値の有る鐘は、先の大戦の折りにも金属徴用から免れ残されたものだそうだ。

 

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 ここから見渡せる瀬戸内海の眺望は素晴らしい。

宇多津の町並みの向こうに瀬戸内の碧い海が広がり、JR予讃線の高架橋と、その先に優美な姿を見せる吊り橋・南備讃瀬戸大橋の橋脚が聳え立っている。

 



 

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