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旦那衆文化の町

 

 倉敷は、江戸時代に天領として栄えた町である。

幕府直轄地のため町民を支配する領主がいない倉敷では、昔から町民とりわけ商家などの旦那衆らによる自治が進み、結果独自の文化が育まれ花開いたと言われている。

しっかりとした価値観を持ち、美しいものを美しいと感じ、それを保つ努力を惜しまない、そんな気風を今日に受け継ぐ町民は、第二次大戦後も古いものも大切にしようと言う機運を盛りあげ、それが今日の「倉敷美観地区」と呼ばれる町並みの保存に繋がった。

 

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白鳥が遊ぶ川面に川舟が浮かび、柳がやさしく揺れる町。

白壁の土蔵や町屋敷が静かに佇み、ホッと心の和む町。

古き良き歴史と近代モダンが交錯し、豊かに文化の香る町。

 

そんな「倉敷美観地区」は、倉敷河畔を中心に、江戸時代から明治・大正・昭和初期にかけて建てられた商家や町屋敷が立ち並ぶ商家町で、一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

 

 

倉敷美観地区

 

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山陽本線の倉敷駅から歩いて10分ほどの所に広がっているのが「倉敷美観地区」である。

柳並木の揺れる情緒ある倉敷川を中心に、白壁の貼り瓦土蔵や町屋敷が建ち並び、しっとりと落ち着いた雰囲気を醸す町並みには今でも歴史と伝統が色濃く息づいている。

 

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 この倉敷川は源流を持たない潮入り川で、江戸時代には潮の干満を利用し、児島湾から瀬戸内海に至る物資を運ぶ高瀬舟が行き来し、また明治に入ると倉敷発展の礎となった紡績会社の原綿を搬入する運河として機能してきた。

しかし昭和になって湾が埋め立てられると、川は運河としての機能を失い、水質が悪化、汚泥がたまり悪臭さえ発するようになったと言う。

 

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 その後昭和40年代に入り観光ブームが起きると、歴史的な町並み保存の機運が高まり、景観保全の一環として、川を浚渫し、人工的な流れを造り、川岸には柳が植えられるなどの整備が進められるようになり、今日見られるような景観に蘇った。

そんな川は今、倉敷観光の中心となり、そこには観光川舟が行き来し、水鳥が長閑に遊んでいる。

川に沿って歩けば、大正時代に建てられた「倉敷館」や、江戸時代末期の米蔵を改装した「倉敷民芸館」や「倉敷考古館」、「日本郷土玩具館」などが軒を連ねている。

 

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 川舟が浮かび、白鳥の遊ぶ柳並木の倉敷川を離れ、土産物店がひしめく狭い路地を少し入ると、緑の蔦が絡まる赤レンガが印象的な「倉敷アイビースクエア」がある。

明治時代に建てられたクラボウの旧工場を利用した複合施設で、博物館やホテル、レストラン、体験できる工房などが有る。

 

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 更に周辺に足を延ばせば、「キャンディ♡キャンディ」で知られる「いがらしゆみこ美術館」や、桃太郎伝説にちなんだ「桃太郎からくり博物館」、地元の倉敷出身者として知られている、野球では「星野仙一記念館」や将棋の「大山名人記念館」などもあちこちに点在し、見所が目白押しだ。

 

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大原美術館

 

 倉敷川縁に揺らぐ柳並木や、黒瓦・白壁・土蔵の町並みが美しい「倉敷美観地区」ではあるが、その中心をなすのは何と言っても「大原美術館」である。昭和5年に画家・児島虎次郎の業績を讃えるため、倉敷紡績などを経営する実業家・大原孫三郎が創設した日本で最初の西洋近代美術館である。

 

 開館当時からの姿で聳え立つのがシンボルともいえる本館で、そこには虎次郎が第一次世界大戦後二度にわたって西洋諸国を巡って収集した作品の多くが展示されている。

それらは「大原コレクション」と呼ばれ、今でも日本を代表する西洋美術の一大コレクションと言われている。

 

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今日では日本だけに止まらず世界中に名の知れた美術館で、来館数も国内トップクラスを誇っているが、設立当時は名も知れぬ一地方都市に有るとあってその知名度は低く、戦前は来館者が一人もいない日が有るなどの苦難な時が有ったそうだ。

その後日本人の文化水準の高まりや、戦後に行われた創立20周年記念イベントなどが当時の文化界などから注目され次第に知名度も上がっていったと言う。

 

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エル・グレコの「受胎告知」、ゴーギャンの「かぐわしき大地」、モネの「睡蓮」、ピカソの「頭蓋骨の有る静物」、更にルノアール、ロートレック、セザンヌ、ドガ、ユトリロなどなど、美術教科書でお馴染みの名画が間近で見られるのだから、ファン成らずとも必見の価値が有る。

 

 日本近代洋画の傑作を展示する分館や、日本の民芸運動を主導した濱田庄司、富本健吉、河井寛次郎や棟方志功などの作品を展示する工芸・東洋館なども備えている。

 

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 「大原美術館」の前に架かる「今橋」には児島寅次郎のデザインによる菊の紋と龍が彫り込まれている。

それを渡り、すぐ左に見えるのが「旧大原家住宅」、その道路を隔てて右に立つのが、緑色の泉州瓦を葺いた別邸の「有隣荘」だ。

 

 

倉敷の“ひやさい”

 

 倉敷では、町屋敷と町屋敷の間の狭い路地を “ひやさい”と呼ぶ。

日当たりの少ない場所のことらしいが、石畳が敷かれていたりして、如何にも倉敷らしい江戸情緒を愉しめる空間になっている。

柳並木の川沿いから離れ、そんな路地を入ればそこにも本当の倉敷の町並みは広がっている。

 

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 倉敷は町屋敷が特徴的な町である。

本瓦葺きの屋根は、丸瓦と平瓦を組み合わせ、断熱性と防水性に優れている。

外壁は漆喰で塗り固める、塗り屋造りと言われるものだ。

瓦を張り目地を漆喰で、なまこのように盛り上げ、防水性と防火性を高めている。

 

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 母屋の二階には「倉敷窓」と呼ばれる格子を入れた窓が有る。

内側には引き戸が有り、二階から商人が武士を見下ろさないように工夫されている。

こういった造作で建家の機能性を高め、その意匠が簡素な美しさで町並みを引き立てている。

こんな町並みは、時間をかけてゆっくりと巡りたいものである。

 

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