下呂駅

 

岐阜からは2時間程で、温泉で名高い下呂駅に到着する。

駅の開業は昭和5(1930)年、高山線が焼石駅から延伸開業した折、その終着駅として開業した。

単式1面と島式1面、2面3線のホームを持つ地上駅で、観光地の駅らしく駅員が配置されている。

 

駅は温泉街に向かう道路を跨ぐように設けられているので、ホームからもその町並を望むことが出来る。

温泉街には一旦駅を西側に出て、そのホームの下を潜り、東に向け飛騨川に架かる下呂大橋を越えることに成る。

その中心地までは、大した距離もなく、地の利は悪くないが、泊まり客の鉄道利用は多くはないらしい。

 

下呂温泉

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下呂温泉

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 駅前は広いロータリーが有り、タクシー乗り場やバスの発着所などが有る。

そのロータリーの緑地には、「白鷺伝説」の逸話を紹介する碑が建っている。

その昔、薬師如来が傷ついた白鷺に姿を変え、飛騨川に浸かり傷を癒し、源泉の在処を住民に教えたとの伝説だ。

 

 

三名泉の一つ・下呂温泉

 

 下呂温泉は、元々は温泉街からは4qほど離れた、噴火した山の頂上付近にあった。

その湯が突然枯れてしまい困っていると、「白鷺伝説」で伝えられている現在の源泉が発見されたそうだ。

源泉が山の中から麓の平地に移った事で大変便利になり、温泉利用が広まり、全国にも評判が伝わるようになった。

今では、兵庫の有馬、群馬の草津と並んで「日本三名泉」の一つと言われる温泉として知られている。

 

下呂温泉

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益田川を跨ぐ下呂大橋を渡ると、阿多野谷に沿って「せせらぎの道」が山に向かい緩やかに登っている。

その両側にはホテルや旅館、土産物屋が立ち並び、川べりの柳並木と共に温泉街の風情を演出している。

 

江戸時代に儒学者・林羅山が自らの詩文集の中で、ここ飛騨の湯島(下呂)を「天下三名泉」の一つと書いた。

当時は草津や有馬よりも知名度では劣っていた下呂を、霊験あらたかな温泉として全国に知らしめたのだ。

白鷺橋の上には、温泉発展の恩人とも言える林羅山の「山間で猿と遊ぶ像」が建っている。

平成元年に温泉への泊まり入浴客が、年間150万人を越えたのを記念して建てられた像だと言う。

 

下呂温泉

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メイン通りから左手に入る細い道が旧飛騨街道である。

その入口の角、下呂温泉会館の一階に有るのが「下呂温泉地神社」で、温泉街の中心地に建っている。

出羽三山の一つ湯殿山神社の温泉が湧出する霊岩の霊が分けられ、初めて箱根峠を越えて祀られた神社だそうだ。

 

ここら辺りが下呂温泉のルーツ「湯之島宿」で、その通りの中ほどには当時の常夜灯が残されている。

近くの街道脇にはそんな温泉を化学と文化の両面から紹介する施設、「下呂発温泉博物館」も建っている。

 

下呂温泉

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下呂温泉

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下呂温泉

4070203

下呂温泉

 

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 町中には公衆浴場も多い。

旧飛騨街道沿いには、玄関前に「ビーナスの足湯」を併設した「白鷺の湯」が有る。

古くから地元の人々に親しまれた公衆浴場だ。

ロマネスク風の洋館建物の前に、「日本三名泉 発祥の地」の石碑が建っている。

 

 飛騨川のせせらぎ近くには、「クアガーデン露天風呂」もある。

600円の入浴料で、打たせ湯、箱蒸し湯、泡沫湯等6種類の温泉浴を楽しむ事が出来る。

この他にも温泉街には共同浴場が一軒あり、町の中心部にも無料で入れる足湯が沢山ある。

 

 

立ち寄り湯・水明館

 

下呂温泉では、半年間有効の「温泉手形」を販売している。

加盟30軒の温泉旅館の内、希望する3軒の施設の温泉に日帰り入浴する事が出来る。

また旅館によっては「食事付き入浴プラン」が用意されているところも有り、湯の町を楽しむ選択肢は多い。

 

下呂温泉

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下呂温泉

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 駅近くの水明館には、「日帰りランチバイキングプラン」が用意されている。

このようなセットプランは、温泉街の幾つかの宿で、様々なプランが用意されているようだ。

 

水明館のプランは、最上階の一面がガラス張りの大展望風呂で、街を見下ろしながら美人の湯の利用が出来る。

入浴の後は、館内の大広間でホテル料理の楽しみも用意されている。

飛騨和牛のローストビーフ、にぎり寿司、チキン料理等、和・洋・中など数十種類の料理バイキングだ。

 

 

この日の宿 望川館

 

 この日の宿は、駅からは1qほど離れた地の、飛騨川河畔に建つ「望川館」を予約している。

駅から無料のシャトルバスも有るが、町中を彼方此方訪ね歩きながら向かっても、大した時間は掛からない。

 

目の前を飛騨川が流れ、それを望ながら入浴できる露天風呂が自慢の宿である。

男女別の屋内大浴場や、貸し切り風呂なども有り、多彩な入浴が楽しめるのも嬉しい。

泉質はアルカリ性単純泉、刺激の少ない美人の湯として知られている。

 

下呂温泉

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下呂温泉

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 宿のもう一つの自慢は、凡1,100坪にも及ぶ壮麗な和風庭園である。

春は桜、夏は濃い緑の木々、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々楽しめる庭では、散策が楽しめる。

庭園内には、貸し切り風呂や、休憩施設、イベントスペースなどが設けられている。

折に触れ、色々なイベントも企画される僧で、夜にはライトアップされる。

 

 

下呂・白川郷散策きっぷ

 

 下呂温泉から高山の駅前を経由して、白川郷に直行する濃飛バスの特急直通バスが朝2便運行されている。

このバス利用に便利でお得な、「下呂・白川郷散策きっぷ」が大人4,800円で販売されている。

この切符は下呂から高山駅前までの片道切符と、そこから白川郷を往復する切符がセットに成っている。

高山では途中下車も出来、それぞれの切符を単独で買うよりは500円程安く成っている。

 

バスは温泉街に有る下呂バスセンターが始発である。

次のJR駅前に立ち寄り新たな乗客を乗せた後は、飛騨川に沿った国道41号線をひたすら北上する。

下呂駅前を出ると、次の高山駅前の濃飛バスセンターまではノンストップで直行する。

 

下呂温泉

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道路を走るバス

自動的に生成された説明

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 JRの特急列車なら高山までは凡そ40分ほどの距離だが、バスは1時間程の所要である。

JR高山駅前に到着すると、ここでは時間調整の後、定刻に次の目的地白川郷に向けて発車する。

この日は15分ほどの停車時間があり、多少の乗客が入れ替わった。

 

高山の市街地を抜け、高山ICから高山清見道路に入り、その先の飛騨清見ICで東海北陸自動車道に入る。

真新しい高速道路の車窓は、秋は紅葉が楽しめるのどかな山里の風景となるらしい。

高山を出て30分ほどすると、ドライバーから「これから飛騨トンネルに入る」と車内アナウンスがある。

このトンネルは自動車道では、国内第3位、世界でも12位の長さ10,710メートルを誇っているそうだ。

トンネル内は二車線の対面通行で、僅かに下っているように見える。これ抜けると白川郷は直ぐそこだ。

 



 

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