阪和線と羽衣線
紀伊半島巡りのJR線乗り潰しの最後は、阪和線である。
和歌山を後に、途中関西空港線、羽衣線を乗り潰しながら、終点の天王寺を目指す。
阪和線は、和歌山と大阪の天王寺を結ぶJR西日本の路線で、61.3Kmを36の駅で結んでいる。
沿線途中の鳳からは、東羽衣に向かう本線の支線(羽衣線)が出ている。
僅か1.7Km、乗車時間にして3分ほどの短い路線で、ワンマン車両が折り返し運転で運行している。
関西空港線
阪和線の途中にある日根野は、2面の島式ホームに4線を有する有人駅である。
関西国際空港への玄関口で特急が停車し、ここからは11.1Kmの関西空港線が接続している。
日根野を出ると次がりんくうタウン駅で、ここには南海電鉄の空港線が乗り入れている。
空港は大阪湾の泉州沖5qの場所に造られた人工島に設けられている。
そこにはJRと南海が共用の全長3,750mの連絡橋が架けられていて、途中ですれ違う他社の電車も見ることもある。
関西空港自動車道と寄り添いながら橋を渡り終えると、電車は地下に潜り10分ほどで関西空港駅に到着する。
駅は南海線と共用で、空港の第一ターミナルビルに直結している。
桜島線
天王寺から大阪環状線に乗り、途中西九条駅で下車し、桜島線に乗る。
ここから4.1Kmほど先の桜島の間を4駅で結ぶ路線で、「JRゆめ咲線」の愛称が付けられている。
元々は沿線に立地する工場の貨物輸送や、通勤路線としての役割を担う路線であった。
そんな役割を大きく変えたのが、ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)の進出であった。
開業に先立ち、最寄りにユニバーサルシティ駅を開業させ、愛称の使用を始めたのは平成13(2001)年の事だ。
今では「桜島線」との呼称は聞かれなくなり、USJへの重要なアクセス路線として終日賑わいを見せている。
多くのカップルや家族連れがシティ駅で降りて行くと、車内に乗客は少なく閑散としてしまった。
終点桜島は、島式ホーム1面2線を有する行き止まりの有人駅で、到着した電車は殆どがそのまま折り返していく。
駅の周辺一帯は工業地帯で、朝晩は大勢の利用が有るが、日中にここまで足を運ぶ乗客は極めて少ないようだ。
ユニバーサルスタジオジャパン
ユニバーサルスタジオジャパンの様子。
(写真は、2015年11月に撮影したものです。)
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