各札所のご納経
四国八十八カ所のお寺(各札所)を巡り、ご本尊(ご本堂)と、お大師様(大師堂)にお参り(読経や写経)し、その証として自身の「納め札」を奉納する事で、「ご縁を結んだ」事とされている。
その「しるし」として納経所で頂くのが、「お納経(御朱印)」と、御本尊様の「御影(御姿)」である。
「お納経(御朱印)」は、専用の「奉納経帳」が何種類も売られているので、好みのものを求めて、それに頂くのが一般的であるが、白衣や半紙で頂く事も出来るらしい。
規定以外のものへのお納経は、断られることが多いので注意が必要だ。
半紙は大きさが揃っているので、全部揃ったら製本や、軸装や額装する事になる。
納経所は、原則年中無休で午前7時から午後5時までの間に頂く事になる。
お納経は、本堂やお大師堂などでのお参りが済んでから頂くのが原則であるが、時間ギリギリになったようなときは、その旨申し出れば先に頂く事も出来る。
阿波(徳島)発心の道場 23ケ寺
土佐(高知)修行の道場 16ヶ寺
伊予(愛媛)菩提の道場 26ケ寺
讃岐(香川)涅槃の道場 23ケ寺
高野山 お礼参り
四国八十八カ所を廻るのに特別なルールが有るわけでは無く、どこから初めても構わない。
しかし一般的には一番からスタートをし、八十八番をゴールとする順打ちか、その逆に辿る逆打ちが行われる。
こうして八十八カ所のお寺を巡り終えたら、スタートしたお寺まで戻り、無事遍路を終えたことを報告する。
これを「お礼参り」といい、お納経帳に「満願の御朱印」と共にその日付を頂く事になる。
その後高野山に登り、弘法大師が今も眠り続ける奥の院に結願のご報告をする。
これを「高野山参り」と言い、奥の院では「一の橋」を渡り入山し、途中「中の橋」、さらに「御厨橋」を渡り「御廟」に至るのが正式な参拝とされている。
最後に納経所で、奥の院の「お納経」を頂けば、晴れて満願である
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